冬と養生について

 

こんにちは、まごころ鍼灸整骨院小机院です。

皆様いかがお過ごしでしょうか。
暦の上では春に入りましたが、外の空気はまだ冷たく、まだまだ春の気配は遠いようです。

冬は寒さが厳しく、乾燥しやすいですよね。
関節を痛めたり、乾燥肌がかゆかったり、風邪を引いたり、寒さによって体のバランスが崩れやすくなる季節です。

ところで「冬」という言葉の語源、皆さんご存じでしょうか?(ちょっと想像してみてください。。。)

 

 

 

冬の語源

 

冬の語源はいくつかあります。

① “冷える”という意味の『冷(ひ)ゆ』という言葉が“ふゆ”になった・・という説。
②“寒さが猛威を振るう”という意味の『振(ふ)ゆ』が“ふゆ”になった・・という説。
③冬は寒さで震えるので、『震(ふる)う』という言葉が“ふゆ”になった・・という説。

などなど、どれもそれっぽい感じがしますよね!寒そうな雰囲気が伝わってきます。。。

しかし、その中でも変わった説があります、それは
(ふ)ゆ』という言葉から“ふゆ”になった・・という説です。これは、

生き物が増える”を表す単語に『繁殖』や『増殖』がありますが、その『殖=ふ(える)』ですね。

これは民俗学者、折口信夫によって唱えられた説ですが、そもそも冬祭りとは「殖ゆ」祭りであり、次の春の豊穣を祈願したものだったのではないか、それが冬の語源となったのではないか。。。ということのようです。

樹木が完全に枯れ、動物は穴倉に籠って冬眠するこの時期を、「殖える」とするのは一見違和感をもたらしますが、
私は個人的に、
一年で最も寒いこの時期をあえて春の始まりとした暦の考え方に、通じるものがあるのではないかと感じます。

 

 

 

冬の五行説



古代中国に起源を持つ鍼灸治療はその考え方として同じ古代中国の思想である陰陽五行説をベースにしています。
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「陰」と「陽」。。。なんとなく、皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか?
森羅万象(≒せかいのすべて)を三才、つまり
「天」「人」「地」に分けて、それぞれ陰と陽そして五行で分類し、
世界を理解し、過去を解釈し、未来を予測する理論が東洋思想です。

さて、このような寒い季節には、身体はどうなるでしょうか?
寒さから身を守ろうとしますね。従って、陽気(エネルギー)は内に集まります。
これは寒さから身体の重要な器官を守ることのほかに、もうひとつ重要な目的があります。
それは生命力を内に集めて、春や夏に消耗したものを回復し、各機能を修復して、つぎの季節へ備えることです。

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この図は五行の考え方を図にしたものです。(東洋医学を勉強すると、いちばん最初にでてくるとてもポピュラーな図です。)

この図にあらわされるように、五行には季節や、季節の野菜、味覚、調子の崩しやすい臓器*など分類されていますね。

五行説でいうと、冬にはが傷つきやすくなるといわれています。腎は水分調節、成長や発育に関わる働きがあり、骨や腰とも密接に関係しているとされています。
この腎の働きが衰えると、トイレが近くなったり、腰やヒザなどの運動器トラブルが起こりやすくなったりするとされていますが、冬は確かにそういった症状を訴える方が増える印象があります。

 皆さん気づきましたか?上の五行の表、色が配当されていますね。腎の色は「黒」です。従って、
冬に働きを落としがちな「腎」を補う食材としてはまず「黒い食材」を目安にするとよいとされています。
黒ごま、黒豆、ほかにどんな黒い食べ物があったでしょうか?皆さんも食べ物の色に注目して、食材を観てみてください。

 ちなみに、これらの食材に体を温める作用の強い食材を合わせるとさらに効果的です。
生姜、にんにく、ねぎ、かぼちゃなどがおすすめです!また「腎」を元気にするとされる、塩辛さを無意識に欲する季節ですが、こちらは摂り過ぎが逆にむくみを助長し、「腎」に負荷をかけてしまうことになるためご注意下さい。

 このように冬特有の症状や、身体のメカニズムを東洋医学は陰陽・五行という形でわかりやすく説明しているんですね!養生としては、とにかく外部や内部への「冷え」の侵入を防ぐこと。しっかり湯船に浸かって体を温めたり、冷たい飲食物を避けたり、適度な運動をしたりするのも効果的です(あとで冷えないように汗はしっかりとふきとること)。夜はできるだけ早く就寝し、暖かくして部屋の加湿などにも気を使っておくとよいでしょう。

 この五行の図を参考にしながら、皆さんも身体のどの部分に症状が出やすいか
どんな食べ物を取ったらいいかなどいろいろイメージを膨らませてみてください♬




 

 

 

 

 

 

 

 

 

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当院は大通りに面している為、お車やバイクで来院される方も多くいらっしゃいます。

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