四十肩・五十肩(凍結肩)

 肩関節や上腕部を中心に痛みがおこる炎症症状で、中年層を中心に好発する症状です。
 
 五十肩を発症すると、上着の着脱が困難になる、背中を掻く行為や両手で頭を洗うことができない等、その他の肩の痛みと比べて日常生活に大きな支障をきたすようになる症状です。
 
この症状には段階があり、炎症が起こったばかりで激しく痛み、運動制限がある時期を「急性期」、 炎症はおさまるが、無理に動かすと痛みがある時期を「慢性期」、 腕を動かしても痛みは出ないが十分に動かせない時期を「回復期」と呼び、それぞれ治療法が異なります。

症状の特徴

肩関節周辺の筋肉に炎症がおこる

 PC作業、読書など腕を一定の角度で維持し力の入る態勢を長時間続けた場合、肩から首までの筋肉組織が硬くなり、首のゆがみを生じる原因となります。

 また、硬くなった状態から急に動かした際に、首の筋肉を損傷してしまう場合が多い為、注意が必要です。

痛みの解消までに長期間かかる
 急性期が過ぎると、やがて鈍痛に変わりますが、肩をまわすと痛みが出る、腕を挙げられないなどの状態が続きます。
 適切な施術や運動を続けていくことで少しずつ改善が見られるようになります。
 完全回復まで、早くて3か月から長期では1年近くかかる場合もあります。

施術の流れ

問診・検査にて痛みの確認を行った後、
 ①アイシング 
 ②特殊電気療法(ハイボルト治療、超音波等) 
 ③マッサージ・運動療法(炎症の程度による) 
 ④骨格矯正(炎症が治まってきた段階で検討)
 ⑤アフターチェック

その他

生活・姿勢指導、セルフメンテナンス法